TAOプロジェクト竣工報告 ~標高5,640mの挑戦~

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皆さま、こんにちは。

株式会社新和、 代表の金村です。


このたび、東京大学アタカマ天文台計画(TAOプロジェクト)に施工チームの一員として参加し、無事に竣工を迎えることができました。


標高5,640mのチャナントール山頂での施工は、まさに異次元の体験であり、とんでもない経験をさせていただきました。感謝状までいただき、ありがとうございます。


■TAOプロジェクトとは



TAO(The University of Tokyo Atacama Observatory)プロジェクトは、東京大学大学院理学系研究科天文学教育研究センターが中心となり、チリ・アタカマ砂漠の標高5,640mに位置するチャナントール山頂に、口径6.5mの赤外線望遠鏡を建設する計画です 東京大学大学院理学系研究科天文学教育研究センターが中心となり、多くの大学や国立天文台の支持を受けて進められています。


この望遠鏡は、銀河や惑星系の起源、さらには宇宙の成り立ちを解明するための観測を行うことを目的としています。アタカマ砂漠は乾燥した気候と高い標高により、赤外線観測に最適な環境を提供しています。


■参加と感慨


今回のプロジェクトでは、山頂のダクトに施工チームの名前が刻まれ、光栄にも私の名前も刻んでいただきました。






こちらは現場写真です。





また、発注者様と元請様のご厚意で、山頂で私たちの仕事をずっと見守っていた石を「石のオブジェ」としていただきました。




このプロジェクトに参加できたことは、子どもたちにも誇れる素晴らしい仕事となりました。




■チリ滞在中の思い出



こちらの写真は、チリ滞在中に撮影したものです。

雄大なアタカマ砂漠の景色や、山々に囲まれた環境でのひとときは、施工とはまた違った特別な体験でした。高地での挑戦の合間に見た空や星空は、日常では味わえない感動を与えてくれました。




町中の市場や街並みを歩くと、現地の文化や生活が感じられ、旅の楽しさも味わうことができました。




■今後の展望



現在、望遠鏡レンズの設置工事が進行中で、今年9月頃にはメディアで本格的に発表される予定です。私たち施工チームも、さらなる飛躍を目指して全力で取り組んでまいります。


今回の経験を通じ、改めて「挑戦し続けることの大切さ」を実感しました。今後も新しい技術・現場に挑戦し続け、未来を切り拓く仕事をしていきたいと思います。


皆さま、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。


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