ベトナム視察のご報告 - 実習生面接と家庭訪問

こんにちは、新和の代表、金村です。今回、ベトナムのハノイを訪れた理由は、外国人技能実習生の3期生の面接です。私にとって今回の試みは特別なものでした。なんと、1期生と2期生の実習生を面接官として帯同させたのです。

今回の訪問には二つの大きな目的がありました。一つは、実習生の家庭訪問と家族との面談を行うこと。もう一つは、企業と実習生の間で生じるミスマッチを防ぐために、実習生目線を取り入れて候補者を選ぶことです。実習生は基本的に実習期間中に帰国しないため、『休みたくない』『稼ぎたい』という理由からです。そんな彼らにも、今回の訪問を仕事の一環として連れて行けば良いんじゃないかと思いました。


空港に到着



私たちの実習生の中には、小さなお子さんを持つ方もいます。皆、それぞれに大きな覚悟を持って日本で働いています。就労中の実習生たちは本当に頑張っていて、その姿を見るたびに私たちも多くのことを学ばせてもらっています。だからこそ、今回の面接官として信頼して帯同させました。

結果として、この試みは大成功でした。面接の過程で実習生たちと意見が分かれる場面もありましたが、彼らの説得力と情熱に心打たれました。経営者と実習生では視点や見方が違うのは当然ですが、彼らは自分たちがサポートすれば問題ないし、「この候補者は根性があるから絶対に選ぶべき!」と熱烈に主張してくれました。

サッカーの試合みたいですね

4時間にも及ぶ面接(日本ではまず考えられないですね)と厳密な協議の結果、新しい実習生2名を3期生として受け入れることに決めました。面接の中で候補者に全力で向き合い、先輩としての助言や激励を惜しまないベトナム人面接官たちには、本当に感動しました。連れて来て良かったと心から思いました。

新和で働いてくれているベトナム人実習生の家族の皆さんが、私に会いにきてくれました

マーガリン焼肉です。めちゃくちゃ美味しかったですが、胸やけしました・・・(笑)

おいしい料理をたくさん楽しみました!


こちらも、もう一人のベトナム人実習生のご家族です。わざわざ会いに来てくれました!

面接後の家族面談も非常に充実した時間でした。1期生の家族とは冗談を言い合える仲になっていて、とても楽しいひと時でした。今、実習生たちは有給を使って延泊し、家族との時間を楽しんでいます。この計画は完璧にWin-Win-Winでした。


P.S.

帰り際に1期生がタバコを2カートン持ってきたので、「俺、紙タバコ吸わないよ」と言ったら、「日本に持って帰ってから私にください」と頼まれました。社長を使うなんて、風通しが良いのかナメられているのか分かりませんが、大切な家族だから許します。


今回のベトナム視察は多くの学びと発見がありました。今後も実習生たちとともに成長し続け、新和の絆を深めていきたいと思います。