インタビュアー: 山口さん、本日はよろしくお願いします。以前お話を伺ったのは入社2ヶ月の頃でしたが、もう入社から1年が経ったんですね。
山口さん: はい、よろしくお願いします。あっという間でしたね。
インタビュアー: 経験者として入社されて、わずか半年足らずで現場の責任者を任されるようになったと伺いました。これはかなりのスピード出世じゃないですか?
山口さん: いえいえ、そんなことはないです。保温工事の経験はありましたけど、新和で求められる断熱工事の技術はまた別物でしたから。正直、入社当初は新しいことばかりで必死でしたよ。
インタビュアー: と言いますと?経験者の山口さんから見ても、新和さんの技術は特別でしたか?
山口さん: ええ。特に、これまで経験したことのない施工方法に触れられたのは大きかったですね。例えば、複雑な形状の天井に断熱材を隙間なく、かつ美しく仕上げていく技術とか。以前の職場では扱ったことのない材料を使うこともありました。
インタビュアー: なるほど。そういう新しい技術は、どのように学んでいくんですか?
山口さん: 先輩方が本当に知識も技術も豊富なので、見て盗むことも多かったですし、分からないことは遠慮なく質問しました。皆さん嫌な顔一つせず、丁寧に教えてくれるんです。「ここは図面通りじゃなく、少し角度をつけた方が収まりがいい」とか、経験からくる細やかなアドバイスをたくさんもらいました。おかげで、自分自身のスキルが格段に上がったと実感しています。
インタビュアー: 経験者であっても、さらに成長できる環境があるんですね。
山口さん: まさにそうですね。常に二手、三手先を読んで作業を進める意識が身につきました。これも先輩たちの仕事ぶりを見て学んだことです。
インタビュアー: 山口さんが感じる「新和の強み」は、やはりそうした技術力でしょうか?
山口さん: 技術力ももちろんですが、僕が一番すごいと感じるのは「コミュニケーション能力の高さ」ですね。現場で何かトラブルが起きた時や、不明点が出た時の報告・連絡・相談が、他の会社と比べても圧倒的にしっかりしているんです。
インタビュアー: 職人さん同士の連携が密ということですか?
山口さん: それもありますし、取引先であるお客様とのコミュニケーションも素晴らしいんです。以前、ある現場で先輩がお客様と打ち合わせしているのを聞いていたんですが、ただ言われた通りに施工するんじゃなくて、「お客様の懸念点はこういうことですよね?でしたら、こちらの工法の方がコストは少し上がりますが、将来的なメンテナンスを考えると絶対におすすめです」と、プロとしてしっかり提案していて。知識と技術に裏打ちされた自信がないと、ああいう提案はできませんから。
インタビュアー: 山口さんご自身も、お客様に提案されることはありますか?
山口さん: いえ、僕はまだまだ先輩たちの足元にも及びません。自分の分かる範囲でお答えして、少しでも難しいと感じたら、すぐに会社に持ち帰って先輩に相談するようにしています。中途半端なことは言えませんから。
インタビュアー: その誠実さが、お客様からの信頼に繋がるんですね。現場では、資材を忘れたり予期せぬトラブルが起きたりといった「ピンチ」もあるかと思いますが、どのように対応されていますか?
山口さん: まずはお客様にご迷惑がかからないように最善を尽くし、自分たちで解決できない場合は、すぐに会社に報告して指示を仰ぎます。ですが、大前提として「ミスはしない」ということを常に意識しています。準備段階で何度も確認して、考えられるリスクは全て潰しておく。それがプロとしての責任だと思っています。
インタビュアー: まさに職人、という姿勢ですね。仕事とプライベートのバランスは、どのように考えていますか?
山口さん: 正直に言うと、仕事優先になってしまうタイプですね。仕事が好き、というよりは、「任されたからには完璧にやり遂げたい」という気持ちが強くて。常に仕事の段取りや、どうすればもっと効率よく進められるかを考えてしまいます。
インタビュアー: そこまで仕事に打ち込めるのは、やはり会社の環境も大きいのでしょうか。社長はどんな方ですか?
山口さん: 社長は、何よりも「従業員のこと」を第一に考えてくれる方です。これは強く感じますね。何か相談事があれば、本当に親身になって話を聞いてくれますし、他の社員が困っている時も、同じように対応している姿をよく見かけます。社長がそういう方だから、みんな安心して仕事に打ち込めるんだと思います。
インタビュアー: 素晴らしい信頼関係ですね。最後に、山口さんの今後の目標を教えてください。
山口さん: まずは、一つひとつの現場を確実に終わらせて、会社に貢献していくこと。それが自分にできる一番のことだと思っています。任された仕事で、きっちり利益を出す。その積み重ねで、会社や社長からの信頼に応えていきたいですね。
インタビュアー: 山口さんの誠実さとプロ意識がひしひしと伝わってきました。本日は貴重なお話をありがとうございました。
山口さん: こちらこそ、ありがとうございました。